ほそーいイトトンボ
2022年5月16日
野道を歩いていると、ほそーい糸のようなものが飛んでいるのを見かけます。細い見た目ははかなく、でも飛翔は力強く、すいっすいーっと飛んでいきます。近づいてみると青色がとてもきれいで、目をみはります。
これはホソミイトトンボ。イトトンボはすでに細長いトンボのなかまなのに、さらに「細」とついているのですから、それはもう細いのです。
よく行くフィールドでは、普通に見られる種ですが、成虫で越冬するので春になって、すぐに見かけるようになります。出会いがうれしい昆虫のひとつです。
飛翔を撮影すると、複雑に翅を動かしているのがわかります。
人間が機械でつくろうとしても、軽さや動力に大きな課題がありそう。生きものってすごいですね。
左側にとまっているのはホソミオツネントンボのメス。
こうしてみると、ホソミイトトンボの前では、それほど細くないな。と思ってしまいます。
(オツネントンボという種があって、それよりホソミということなのですが……)