トリノトリビア
野鳥は、いちばん身近な野生の脊椎動物です。なんなら、町中に建つ家からだって観察できます。
生け垣でチュンチュンと鳴いているスズメ、駅前にたむろするドバト、駐車場をダッシュするハクセキレイ……ふだん目にする街角の光景には、けっこう野鳥が入りこんでいるものです。
そんな身近な鳥たちのくらしぶりを、マツダユカさんの4コママンガを切り口に、紹介します。マツダユカさんが描く鳥たち、その姿を見ただけで、くすりと笑ってしまうぐらい、特徴を捉えていて、かわいらしくて、マツダユカさんの鳥への愛があふれ出ています。
マンガもおもしろいのです。
野鳥を観察したことのある方なら、よく見るしぐさも、セリフがはまって「あ〜、いってそう!」となります。
4コママンガに描かれた生態は、左ページで読み解かれます。
「よく見る、そのしぐさ!」という生態を、なるべく取り上げました。なぜそんなことをするのか、すっきりわかります。
監修、執筆に、鳥類学者の川上和人さん、執筆に研究者の三上かつらさんを迎えて、興味深い内容をつめこんだ読みものになりました。
なんと、韓国語版、台湾語版も刊行されました!
BOOK DATA
トリノトリビア 鳥類学者がこっそり教える野鳥のひみつ
西東社2018年10月192ページ
監修川上和人
マンガマツダユカ
執筆川上和人、三上かつら、川嶋隆義
デザイン室田潤(細山田デザイン事務所)
編集協力川嶋隆義、寒竹孝子(スタジオ・ポーキュパイン)