スタジオ・ポーキュパイン

世界の人々を全員 自然好きにしてしまうのだ!

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タンポポのたね どうしてとんでいくの? 表紙
タンポポのたね どうしてとんでいくの?

「はっけん! どこでも だいしぜん」シリーズは、みぢかな生きものの形やくらしを知ることで、生きもののふしぎに気づいて、生きもののこと、自然のことを好きになってもらいたい! という思いをつめこんだシリーズです。

1巻目は植物のたねをテーマに選びました。小さい子どもたちも知っているタンポポのわたげから、おはなしがはじまります。

タンポポのたね どうしてとんでいくの? 2ページ

たねの形はさまざまです。植物によって、広がる方法がちがって、その方法にあった形になっていったのだなぁと、びっくりします。

風に乗って遠くまで飛んでいくたね、雨のしずくを受けて飛び出すたね、自分ではじけるたね、こん虫やほ乳類、鳥に運んでもらうたね……

それぞれ大きさも色も、形もちがいます。

タンポポのたね どうしてとんでいくの? 22ページ

植物を調べていると、色や形はもちろん、くらし方、くらす場所、あまりにいろいろありすぎるので、どの植物を選んだら、読者の方に伝わるのか、とても悩みます。たねってこういうものだよ、なんて一言でいうのはむずしいのですが、たねの基本がわかるように、たくさんの工夫をつめこんだ解説を巻末につけました。

タンポポのたね どうしてとんでいくの? 30ページ

絵は、ごとうまきこさん。

『くらべて よもう どうぶつの赤ちゃん』でも挿絵を描いてくださっています。知床をガイドするお仕事を経験したことから、自然と産業、自然と人、人と人、いろいろなつながりを意識するようになったそうです。この絵本も、風に乗るたね、はれの日を待って風に乗るたね、雨の日を待って、雨つぶを受けてはじけるたね、自分ではじけるたね、はじけて動物に運ばれるたね……というような感じに、おはなしをつないでいきました。自然の中の一瞬を、シンプルな線に落としこんだようなごとうさんの絵が、ページをめくる力を与えてくれています。

それから、じつは、わんこがこの絵本のガイド役でもありましたよ。

やまあらしちゃんBOOK DATA

はっけん! どこでも だいしぜん

タンポポのたね どうしてとんでいくの?

文一総合出版2021年10月32ページ

ごとうまきこ

ぶんかんちくたかこ

監修多田多恵子

デザイン國末孝弘(ブリッツ)

企画・構成・編集川嶋隆義・寒竹孝子(スタジオ・ポーキュパイン)

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